四字熟語◇ 泰然自若 ◇<タイゼンジジャク> おちつきはらって物事に動じない。安らかでもとのまま変化せず平気な様子。 ◇ 冷吟閑酔 ◇ <レイギンカンスイ> さりげなく詩を口ずさみ、のんびりと酔う、という自由で気楽な暮らし。(白楽天) ◇ 磨斧作針 ◇ <マフサクシン> どんな難しいことでも忍耐強く努力すれば、必ず成功するという意味。 ~~~斧を磨いて針を作るように。 ◇ 福徳円満 ◇ <フクトクエンマン> 福と徳、すなわち幸福と財産が充分に備わって満ち足りていること。 ~~~~~~~ ◇ 百尺竿頭 ◇ <ヒャクシャクカントウ> 到達すべき最高点、向上しうる極致のたとえ。 ◇ 沈思黙考 ◇ <チンシモッコウ> 思いに沈み、黙って考えこむ。思案にふけること。 ◇ 忠肝義胆 ◇ <チュウカンギタン> 主君や国家に忠誠を尽くし正義を貫こうとする固い決意のたとえ。肝も、胆も、まごころの意。 ◇ 先憂後楽 ◇ <センユウコウラク> 優れた為政者は心配事については世の人がまだ気付かないうちからそれを心にとめていろいろ 処置をし、楽しみは世の人の楽しむのを見届けたあとに楽しむ。政治家の心がけを表した語。 ◇ 随処作主 ◇ <ズイショサクシュ> どんな仕事につくにせよ、その主人公になった気持ちで勉励すれば必ず道が開けて 正しい成果が得られよう、という教え。 ◇ 恒産恒心 ◇ <コウサンコウシン> 定職のない者には、定まった心もない。一定した生業を持たない者は、安定した良心を持ち得ない ということ。孟子が人々の生活安定を政治の基本として、その必要を強調した言葉。 ◇ 経世済民 ◇ <ケイセイサイミン> 世を治め、民の苦しみを救う。また、そのような立派な政治。『経済』の語源。 ~~~~~~~ ◇ 敬天愛人 ◇ <ケイテンアイジン> 常に修養を積んで天をおそれ敬い、人の気持ちを思いやる心境に 到達することが必要だという教え。 ~~~~~~~ ◇ 堅忍不抜 ◇ <ケンニンフバツ> 意志が堅く、つらいことでもじっと耐え忍んで心を動かさないこと。 ~~~~~~~ ◇ 愚者一得 ◇ <グシャイットク> 愚か者でも、たまに名案を出すことがある。愚者の考えも、よく聞くことが大事だ。 ~~~~~~~ ◇ 虚心坦懐 ◇ <キョシンタンカイ> 心にわだかまりを持たず、素直でさっぱりした気持ち。無心で平静な心境。 ~~~~~~~ ◇ 偕老同穴 ◇ <カイロウドウケツ> 夫婦がともに老い、同じ墓に葬られること。夫婦の仲が睦まじく幸福な結婚生活。 ~~~~~~~ ◇ 臥薪嘗胆 ◇ <ガシンショウタン> 薪の上に寝たり苦い胆を嘗めたりするように常に自らに試練を課して苦しみ努力すること。 ~~~~~~~ ◇ 一家団欒 ◇ <イッカダンラン> 家族全員が集まり、仲良く語り合って時を過ごすこと。 |